さぼきか通信　from　淡海

魔法の鉄鍋を手に入れて最初に通る道が･･･シーズニングである。
いわゆる慣らしの事ですが、ダッチオーブンは鋳物の鉄で出来ています。
最近はシーズニング不要の商品もありますが、一から手をかけて使い込むのも
又、ダッチオーブンならではの楽しみでもあります。（めんどくさいだけと言う声も
ありますが･･･^^;）
やり方は、書籍や愛好家の方々のＨＰなどで詳しく紹介されていますので一読を
おすすめします。
ちなみに私の場合はこんな感じでした･･･。

①やっと買った！ロッジ社のダッチオーブン！12インチノーマル（深さ3･3/4インチ）
色も匂いも鉄そのもの・・。グレーです。

②まずは「洗い」ます。
出荷時に錆止めのワックス・コーティングがされています。たわしでごしごし水洗いしましょう。
金属臭さが気になる方は、鍋に水を張り、沸かすといいでしょう。アク取りしましょう。
洗剤は使わないように注意！鍋とともに蓋も充分洗います。

③洗い終わったら水気をふき取り、火にかけて乾燥させながら、残っているワックス・コーティング
を焼ききります。煙が出なくなるまで完全に焼ききりましょう。
さあ、ここからが本番です。


④鍋に油（オリーブオイル、サラダ油など塩分を含まない植物油）を塗ります。中も外も底も足
にも塗ります。そして火にかけます。結構激しく煙が立ちますので換気扇は最強に！奥様には
事前承認を！煙がなくなるまで焼き続けます。本体が終わったら蓋も同様に表裏、油を塗り焼
きます。「油を塗る→焼く」これを出来れば４～５回位繰り返すとどんどん黒くなっていきます。
繰り返すたびに鋳鉄の微細な穴に油がしみこんでいくのです。
かなり熱く根気の要る作業ですが頑張り時です。


⑤くず野菜を炒めます。できれば二回やりましょう。
最初は人参・白菜など匂いの少ない野菜を鍋＆蓋（表・裏）両方で炒めます。
二回目はセロリ、ショウガ、ネギなど香りの強い野菜を炒めましょう。
シーズニングのための野菜炒めです。塩・コショー厳禁。食べるのもダメです^^;
いさぎよく捨てましょう。


⑥湯でよく洗い、キレなどで水気をふき取り、自然に冷まします。


⑦鍋（中・外・底・足）蓋（表・裏）に油を薄く薄く塗り終了です。

それっぽく黒くなりました^^;　お疲れ様でした！

さあ、準備ＯＫ！野外でご自宅でガンガン料理して、ブラックポットを目指しましょう！

シーズニング時には鍋はかなりの高温になりますので、鍋とともに蓋を置くための
リッド・スタンドや蓋を持ち上げるのに便利なリッド・リフター、ダッチオーブン用の
皮製手袋も必要ですので鍋とともに揃えておきましょう。


ＬＯＤＧＥ(ロッジ) キャンプオーブン１２インチ
ダッチオーブンの定番「ロッジ社キャンプダッチオーブン12インチ


ＬＯＤＧＥ(ロッジ) ＬＯＤＧＥ　ＬＯＧＩＣ　１２インチキャンプオーブン
定番12インチのシーズニング済みダッチオーブン。購入後すぐ調理に使用していただけます。


ＬＯＤＧＥ(ロッジ) リッドリフター
高温の鍋蓋はこれで持ち上げます。


ＬＯＤＧＥ(ロッジ) ダッチオーブン用グローブ
軍手では火傷間違いなし。こいつは必須アイテムです。


ＬＯＤＧＥ(ロッジ) リッドスタンド
折りたためばコンパクトになる優れもの。蓋を置くのにないと超不便。